ロックスターが愛用するオルタナティブチューニング
オルタナティブチューニングの代表的な5つをご紹介します。
ギターのチューニング方法は1つだけではありません。スタンダードなE-A-D-G-B-E(レギュラーチューニング)は古くから親しまれていますが、往年の名曲の中には、オルタナティブチューニングを使用した曲が数多くあるのです。
今回は、その中でも代表的な5つをご紹介します。(カッコ内は6弦から1弦に向けてのチューニングです)
ドロップD(D-A-D-G-B-E)
最もよく使われているオルタナティブチューニングで、6弦をDに落とすだけなので、簡単に試すことができます。The Beatlesの”Dear Prudence”、Led Zeppelinの”Moby Dick”、Nirvanaの”All Apologies”、Foo Fightersの”Everlong”やSoundgardenの”Black Hole Sun”などでそのサウンドを聴くことができます。
オープンD(D-A-D-F-#A-D)
その名の通り、Dのメジャーコードの響きを持つチューニングです。Black Crowesの”She Talks to Angels”や、ボブ・ディランの”Blood on the Tracks”など、多くの曲で使用されています。
オープンG(D-G-D-G-B-D)
The Rolling Stonesの”Honky Tonk Woman”、”Can’t You Hear Me Knockin'”、”All Down the Line”、”Tumbling Dice”、”Start Me Up”で聴くことができるチューニングで、キース・リチャーズ・チューニングと言っていいかもしれませんLed Zeppelinも”In My Time of Dying”、”That’s the Way”、”Dancing Days”、”Bron-y-aur Stomp”、”Black Country Woman”などの曲で、このコードの響きをうまく活用しています。
Dモーダル(D-A-D-G-A-D)
特に豊かな響きを持つチューニングで、Led Zeppelinの”Kashmir”や”Black Mountain Side”の壮大なスケール感は、このチューニングから生まれています。
バリトン(A-D-G-C-E-A、またはB-E-A-D-F-#B)
60年代のカントリーミュージックの定番のチューニング。ロックでは、Beach Boysの”Dance, Dance, Dance”や、Creamのアルバム”Fresh Cream”の大半の曲や、The Cureの”Carnage Visors”や、”Pictures of You”などで聴くことができます。
通常のチューニングでのトレーニングはもちろんですが、たまには気分を変えてオルタナティブチューニングに取り組んでみるのも良いでしょう。
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