Cover Artist | ゆりやんレトリィバァ -前編-

フェンダーさんのギターは種類が豊富でワクワクします

11月12日にFender Flagship Tokyoで開催された〈Fender×ハローキティ製品発表会〉で、スクワイヤーのLimited Edition Hello Kitty Stratocasterを手にしたゆりやんレトリィバァがCover Artistに登場。ハローキティが大好きで、学生時代からエレキギターに憧れていた彼女は、目を輝かせながらかき鳴らしていた。前編では、芸人としてはもちろん、演技の世界でも才能を発揮している彼女に、音楽との出会いとギターへの想いを語ってもらった。

お笑いと音楽と融合したら熱気がもっと高まると思う

──音楽に興味を持ったのはいつ頃でしたか?

ゆりやんレトリィバァ(以下:ゆりやん) 4歳くらいで習い始めたピアノです。それくらいの時期からテレビで流れているCMソングを姉と一緒に歌うようにもなりました。姉がいつも歌っているので、そういうものだと思っていたんです。でも、幼稚園に入ってから友だちの家に行ったら、テレビからCMソングが流れてきても誰も歌わなくて(笑)。それくらい歌うのが好きだったんです。

──ピアノは、本格的にやっていたんですか?

ゆりやん レッスンは週1の1時間だけでした。いつも課題の練習をしないで直前に慌ててやって、先生の前で“あれ? ちゃんと家でやってきたのに”っていう顔をしていました(笑)。誤魔化しながらの10年くらいでしたね。楽譜は何となく読めるようになったので、大人になってからまた練習するようになりました。

──ブリトニー・スピアーズとか、洋楽もお好きだったんですよね?

ゆりやん はい。実家が奈良県の吉野町で田舎だったので、全然娯楽がなかったんです。姉の影響でブリトニー・スピアーズ、アヴリル・ラヴィーンとかを聴くようになって、家で歌詞カードを見ながら歌っていました。

──ギターに興味を持ったのはいつでしたか?

ゆりやん 小学校か中学校くらいの時に映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を観たのが、ギターに興味を持ったきっかけでした。主人公のマーティが「ジョニー・B.グッド」を弾くのを観て、“カッコいい! これは何?”って憧れたんです。高校に入ってからは姉の彼氏、今の姉の旦那さんがアークティック・モンキーズのカセットテープをくれて、“カッコいい!”と思って、バイト代を貯めてエレキギターを買って練習するようになりました。

──『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は1955年が舞台ですが、Stratocasterが誕生したのは1954年なんです。

ゆりやん まさにあの時代のエレキギターなんですね。

──フェンダーは昔からご存知でしたか?

ゆりやん はい。おしゃれで、めっちゃかわいいギターという印象でした。フェンダーさんのギターは高級なプロ仕様もあれば、初心者の私たちが“ちょっと始めてみようかな”と思えるものもあるので、種類が豊富でワクワクします。

──Fender Flagship Tokyoに来たことはありましたか?

ゆりやん はい。この辺でよくひとりで遊んでいるんです。“めっちゃきれいなお店!”って思っていました。かわいいギターがたくさん飾ってあるのを見て、吸い込まれるようにお店に入ったんですよ。

──どんなギターを弾いてみたいですか?

ゆりやん 家に飾っているだけでかわいいギターがいいです。ピンク、水色、ミントグリーンのギターはかわいいですよね。持っているだけでワクワクします。フェンダーさんのギターはカラーバリエーションが豊富で、“こんな色もあるの?”って思っています。
“芸は身を助ける”という言葉がありますけど、ギターも芸につなげることができると思います。めっちゃ弾けるようになったらお笑いライヴも盛り上がりますからね。私の単独ライヴに来るお客さんは、たくさん笑ってくださるんですけど、音楽と融合したら熱気がもっと高まると思います。ギターはそういうきっかけになるかもしれないです。

──ぜひ練習してください。エレキギターはヘッドフォンを使ったりすれば大きな音が外に漏れないので、マンションとかでも安心して弾けるんです。

ゆりやん アコースティックギターよりも大きな音が出ないようにできて、夜とかも安心なんですね。最高じゃないですか! キティちゃんのギターを弾いたら、寂しい気持ちもかき消すことができそうです(笑)。

Squier Limited Edition Hello Kitty Stratocaster

>> 後編に続く(近日公開)


ゆりやんレトリィバァ
1990年、奈良県出身。2013年3月に行われた「NSC大ライブ2013」で優勝し、養成所を首席で卒業。4月からの予定がすべて埋まっているスケジュールが贈られ、デビュー直後から多数のメディアに登場した。2017年に「第47回NHK上方漫才コンテスト」で優勝。同コンテストを女性ピン芸人が制するのは史上初のこと。同年、「女芸人No.1決定戦 THE W」の王者に。海外進出を目指しており、2019年には「アメリカズ・ゴット・タレント」に出場した。2024年、NETFLIX『極悪女王』で主演をつとめる。
https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=5100

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