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Versatile by Design | Episode 2. American Acoustasonic Jazzmaster Blend Knob

American Acoustasonicシリーズが発売されて以来、プレイヤー達は、アコースティックとエレクトリックの異なるサウンドを簡単に切り替えられることに大きな感銘を受けてきました。

その中でも、”ブレンドノブ”は、複数の楽器のサウンドを1つに融合させる画期的な技術なのです。


ロサンゼルスを拠点とするロックバンドStarcrawlerのヘンリー・キャッシュは、最初にAmerican Acoustasonic Jazzmasterを手にした時、その多機能性に興味を持ちました。

「普段、ギターショップに行って、これを弾きたいと言って手に取ったりはしないと思うんだけど、実際に弾いてみると、すごく気に入ったんだ」

American Acoustasonic TelecasterStratocasterと同様に、Jazzmasterは、ギターの可能性を大きく前進させるものであり、いつの時代でもフェンダーは、ギター業界をリードしてきました。

「フェンダーというブランドに関わることの危険性のひとつは、人々が、私たちや製品のことをよく知っていると思い込んでしまうことなんです。例えば、”1955年にフェンダーがやったことは本当に良かった”と聞くと、それを追い求めてしまうことなのです」フェンダーのチーフエンジニアであり、ピックアップ製作の第一人者でもあるティム・ショーは語ります。

「もちろん、デザイナーとしては、尊重しなければならない歴史ですが、”すべて過去に行われてしまっているので、もう革新を起こすことはできない”という考えは、昔の特許庁の職員のような感じですよね。1901年に特許庁の人が”発明はすべて行われている”と言ったその6ヶ月後に、ライト兄弟が飛行機を発明したんですよ」

ティムの言葉通り、American Acoustasonic Jazzmasterに搭載されているブレンドノブは、あらゆるプレーヤー達が新しいトーンを生み出すことを可能にしています。フェンダーとフィッシュマン社が設計したAcoustic Engineと、特許を取得したStringed Instrument Resonance System(SIRS)のサウンドポートが完璧に噛み合い、アコースティックとエレクトリックの幅広い音色を、素晴らしいハーモニクスと共に奏でるのです。

音の可能性は無限大です。ブレンドノブは、先進的なものかもしれませんが、世界中のプレイヤー達が現状を打破するために、様々な実験している姿にとてもフィットしています。

フェンダーのR&D担当副社長ブライアン・スワードフェガーは、「ギターで夢を実現したのです」と言います。「今何故ここにあるのか?それは、誰も試す勇気がなかったことを、実際に行ったから存在しているのです」

そう、American Acoustasonic Jazzmasterは、フェンダーが挑戦し、そして成功した楽器なのです。

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