Fender Presents : American Vintage II Pop-up in Tokyo
American Vintage IIシリーズの発売を記念し、体験型イベント〈Fender Presents : American Vintage II Pop-up in Tokyo〉を表参道のBA-TSU ART GALLERYにて10月14日(金)、15日(土)の2日間にわたり開催。その模様をお届けする。
試奏から豪華アーティストによるトークイベントまで! American Vintage IIシリーズを堪能する体験型イベントが日本&アメリカで同時開催!
1950年代から70年代にかけて、フェンダーから発売された数々のエレクトリックギター&ベースは、その後のミュージックシーンに大きな革命をもたらした。現代でも当時に作られたフェンダー製ギターは多くのミュージシャンや一般のプレイヤーに愛されている。
そんな当時のモデルをリスペクトしつつ、仕様やサウンドなどをできる限り再現してリイシューし、USAのレギュラーラインナップとしてロングセラーを続けてきたのがAmerican Vintageシリーズだ。
同シリーズは2018年に一度終了し、American Originalシリーズとして引き継がれたが、今年ついにAmerican Vintage IIシリーズとして新たに復活。そのローンチを記念し、アメリカ・オースティンと東京・表参道の2拠点にてフェンダーファンに向けた体験型イベント〈American Vintage II Pop-up in Tokyo〉が同時開催された。
壁一面にカラフルなAmerican Vintage IIシリーズの魅力的なモデルの数々が展示された会場には、ヴィンテージのバイクやジュークボックス、レトロな冷蔵庫や家具調のテレビなど、50〜60年代を意識したアンティークなアイテムが飾られていた。
さらに、オウンドメディア「FenderNews」の公開取材として、1日目はハマ・オカモト(OKAMOTO’S)とくっきー!(野性爆弾)、新井和輝(King Gnu)とたかはしほのか(リーガルリリー)による対談、2日目はINORAN(LUNA SEA)と加藤隆志(東京スカパラダイスオーケストラ)の対談に加え、BREIMENの高木祥太、サトウカツシロ、So Kannoの3名によるスペシャルステージも披露された。
愛用のヴィンテージギターについての話から、フェンダーに対する思い、さらにお気に入りのAmerican Vintage IIシリーズを手に即興のセッションまで、豪華アーティストが〈American Vintage II Pop-up in Tokyo〉を彩った。こちらのレポートは後日、「FenderNews」にて公開されるのでお楽しみに。
会場は2フロアの構成になっており、1階には今回American Vintage IIシリーズで発売されたほぼすべてのモデルが壁に掛けられ、オンライン限定で販売されるモデルも含め実機を間近で見ることができた。試奏場所も設けられ、1階にはAmerican Vintage II 1966 Jazzmaster®とAmerican Vintage II 1972 Telecaster® Thinlineが用意された。
2階へと続く階段の壁には、主に50〜70年代に作られたユニークでインパクトのあるフェンダー社の広告などが展示され、多くのファンが熱心に眺めていたのが印象的だった。おそらく斬新に映ったことだろう。2階にはなんと、Sea Foam GreenカラーのAmerican Vintage II 1957 Stratocaster®︎がずらりと配置され、圧巻の光景に多くの来場者が写真撮影に勤しんでいた。さらに、INORANが所有するオリジナルの1957年製Stratocasterも特別展示。所々、ボディの塗装が剥げたストラトのオーラは凄まじく、ショーケース越しにさまざまな角度から実機を眺めるファンの姿が。
また2階では、American Vintage II 1957 StratocasterとAmerican Vintage II 1951 Telecaster®、American Vintage II 1954 Precision Bass®とAmerican Vintage II 1966 Jazz Bass®を試奏できるスペースが設けられ、多くのファンが列を作っていた。ファン層も男女問わず幅広く、友人同士、カップル、子供連れの家族とさまざま。改めてフェンダーが多くのプレイヤーに支持されていることを再確認できた。
試奏できるモデルの中でも最も長い列ができていたのは、American Vintage II 1957 Stratocaster。ここ最近、若手のプロミュージシャンも含め、ストラトの人気がさらに高まっていることを裏付けるような光景だった。また、多くのファンがAmerican Vintage IIシリーズの再現度や音色、演奏性などに驚いていたようで、熱心にスタッフへ質問をしている光景が目に飛び込んできた。このイベントを通してさらに多くの人がフェンダーの楽器を手にし、新しい音楽を創造し演奏を楽しみ、人生を豊かに彩っていくことだろう。
完成度の高いAmerican Vintage IIを体験できる今回のイベントを通し、その魅力を十二分に堪能できたファンも多かっただろう。残念ながら来場できなかった方は、「FenderNews」で公開されるレポートをチェックしてほしい。きっとプロも絶賛するAmerican Vintage IIシリーズの魅力を知ることができるはずだ。そして、American Vintage IIシリーズが気になった方は、ぜひ楽器店などで実機を試して自分好みの1本に出会っていただきたい。
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