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Squier®︎ Special Interview | ヤングスキニー

フェンダーの伝統を受け継いだ兄弟ブランドで、ビギナーからプロまで幅広いプレイヤーに支持されているSquier®(スクワイヤー)。今回は、2020年8月に結成し、人気急上昇中の4人組バンド“ヤングスキニー”から、かやゆー(Gt,Vo)、ゴンザレス(Gt)、りょうと(Ba)がスクワイヤーを手にして登場。その魅力を語ってもらった。

Squierはクオリティが高くて、なおかつデザインもカッコいい

― 楽器を始めたきっかけと、初めて弾いた曲を教えてください。

かやゆー 最初の入りはアコースティックギターで、小学校6年生の誕生日に両親に買ってもらいました。中学で友達に初心者セットを借りて、エレキギターも触るようになりましたね。初めてちゃんと弾いた曲は「夢をかなえてドラえもん」だった気がします。自分の中では練習と捉えていなかったんですけど、インターネットでコード譜を見ながらひたすら弾いていたら、いつの間にか弾けるようになりました。

ゴンザレス 僕は“ギターをやればモテるんじゃないか”という下心から大学生の時に始めまして(笑)、フェンダーのStratocaster®️を購入しました。

かやゆー 安直だなぁ(笑)。

ゴンザレス あはは。記憶の限りだと、初めてちゃんと練習した曲はKANA-BOONの「シルエット」。自分の実力とはかけ離れたことを頑張ってやりたい性格なので、張り切りすぎて挫折しそうになっての繰り返しでしたね。YouTubeの演奏動画を見よう見まねでやって、できない部分はどうすればいいのか調べて、さらに練習していました。

― 挫折しかけた中で、どうやってモチベーションを維持していましたか?

ゴンザレス 維持するというか、弾けない自分が悔しくてもっと弾きたいと思ったんですよね。“このままじゃ何もできないまま人生が終わっちゃうな”って。ギターは練習すれば練習するだけ力がつくって聞いていたので、それを信じてひたすらやっていました。

かやゆー 僕は難しいと思ったら“もう違う曲にしよう”ってなる(笑)。

ゴンザレス 僕も難しい時は違う曲をやったりしますね。他の曲を弾いて力がついたら、その分できることが増えるかもしれないので。

りょうと 僕は中学の音楽室にフェンダーのJazz Bass®︎が置いてあって、友達に勧められて弾いたのがきっかけです。最初にコピーしたのはMONGOL800の「小さな恋のうた」で、タブ譜の読み方もわからなかったので、YouTubeの“弾いてみた”動画をちょっとずつ止めてどこを押さえているのか見ながら練習しました。次にサカナクションの「新宝島」とフジファブリックの「若者のすべて」をコピーして、そこで運指は鍛えられましたね。正直、モチベーションはそんなになかったんですけど…(笑)、やっぱり楽器を弾くのが楽しくて。

かやゆー それがモチベーションなんじゃない?

りょうと 確かに。勉強が嫌で、息抜きのために家でずっと弾いていたんですよね。

― 本日持ってきていただいた、スクワイヤーの気に入っている点を教えてください。

かやゆー 普段はフェンダーのTelecaster®︎を使っているんですけど、スクワイヤーは箱モノのClassic Vibe Starcaster ®を選びました。箱モノを使うことでバンドサウンドに優しさを出せるかなって。家で弾く時も手軽に使えます。エレキだとアンプを通さないと弦の音だけで少し寂しいし、逆にアコギだとうるさくなっちゃうけど、これならちょうどいいボリューム感で弾けますね。

りょうと 僕はClassic Vibe Jaguar® Bassです。先輩がフェンダーのJaguar Bassを持っていて、ずっといいなと思っていたんですよね。このベースはやっぱり見た目がカッコいいです。“弾いてるな”って感じられるブリブリした音も好きですし、ミディアムスケールで弾きやすいのもお気に入りのポイントです。

ゴンザレス このContemporary Stratocaster® Special HTは、普通のストラトと違ってミドルピックアップがリアに寄っていて面白いなと思ったのと、見た目が良くて選びました。実際に使ってみると、ピックアップをミドルにすることで音作りがしやすいなって印象です。体感的に、普通のストラトよりも太さを残しつつ、温かみのあるサウンドに聴こえます。最近、1000曲コピーするという目標を個人的に立てたんですけど、このギターはJ-POP向きのサウンドも作れてめちゃくちゃ使えるなって。例えばアニソンを弾く時も、カッティングや細かいフレーズが弾きやすいですね。ヤングスキニーのレコーディングやライヴでも今後使っていきたいです。

― スクワイヤーの魅力についてお聞きします。どんな人にオススメですか?

かやゆー 価格が比較的に安く設定されているので、初心者の方は手を出しやすいと思いますね。クオリティが高くて、なおかつデザインもカッコいいです。

ゴンザレス 音作りもしやすいし、コストパフォーマンスがめちゃめちゃいいなって。スクワイヤーはいろいろなバリエーションのデザインがありますけど、モチベーションを維持する上でギターの見た目って大切だと思うんですよ。音も良くてたくさんのパターンの中からギターを選べるのは強いと思いますね。

りょうと 初心者セットの次に、新しいベースを買いたいなと考えている人にもいいと思います。学生でも手を出しやすい価格帯だし、買いやすさは大事かなって。

― では、現在の活動についてもお伺いできればと思います。

かやゆー なるべく早くメジャーデビューできるように今年1年間今まで以上に頑張って、曲出すたびに“あ、いい曲だな”を更新していけたらいいなと思っています。

― 新曲「東京」が配信リリースされたばかりですが、プレイヤーとしての聴きどころはどこですか?

ゴンザレス 特にアウトロのフレーズとかは、かやゆーのヴォーカルに合わせて弾いたり、高フレットをチョーキングで鳴らしていて、そういうところに自分の気持ちが乗っているので、そういった細かいリードのフレーズまで聴いてもらえればと思います。

りょうと ベースは今までのヤングスキニーの曲の中で多分一番シンプルで、凝ったことはしていないのですが、一音一音の粒を大事に弾きました。

かやゆー 俺が代わりに言ってあげる(笑)。最後「それでも想像して明日を変えていけたら」というちょっと明るい歌詞で終わるんですが、そこの一連の流れが歌やギターだけじゃなく、ドラムやベースの楽器隊含めてのバンドのサウンドとしても、希望の光が差すようなニュアンスを出せたかなと思っていて、そこのベースは好きですね。

― では最後に、これから楽器を始めようと思っている方に向けて、アドバイスをお願いします。

かやゆー 僕は難しいことからすぐに逃げちゃうタイプなんですけど、一度ギターをやめちゃった期間があって、中学1~2年の時はそんなにギターを触っていなかったんです。僕自身がそうだったので、難しくて嫌だなと思ってギターをやめちゃうよりは、弾ける曲から手を出してずっと続けてもらえたらと思います。練習もそんなに好きなタイプじゃないので、いまだに好きなペースでのほほんとギターを触っている感じですね。

ゴンザレス 僕は何かをやる上で、できるだけ逃げられない環境を作ろうとする人なんですけど、最初にフェンダーを買った理由も“せっかくお金を貯めて買ったのにやめちゃうのはもったいない。もうちょっと頑張ろう”って思うようにするためで。ギターは買うところから勝負が始まっていると思うんです。だから、初心者セットよりもスクワイヤーくらいの価格のものを買ったほうがモチベーションを保ちやすいと思います。あとは努力を重ねていくだけですね。人によって速度はありますけど、ギターって練習を重ねていけば大幅に下手になることはあまりないかなって。“今日はこれができるように”みたいな、そういう毎日の目標を立てて、ちょっとずつ積み重ねていくことが大切だと思います。

かやゆー 真逆のアドバイス(笑)。

りょうと 僕はどちらかというと、かやゆータイプですね。無理やり練習するほうじゃないし、あまりに上手い人を見ると引いちゃうタイプで。だから同じぐらいのレベルで、お互い高め合える人がいるといいと思います。僕も高校の時にそうだったんですけど、ライバルみたいな存在の人がいると“負けたくない”って気持ちになって、それがモチベーションになりますね。 

― ヤングスキニーはSNSでメンバーを集めて結成したそうですね。楽器を弾くのが好きでもバンドを組む機会に恵まれない方も多いと思うのですが、そういった方にアドバイスはありますか?

かやゆー 僕は軽音楽部に入っていたわけでもなく、音楽の友達がいなかったからSNSで募集しました。ただ、僕はたまたま「世界が僕を嫌いになっても」という曲があって、それをいいなと思ってくれた人が集まったんですけど、SNSのやり取りだけじゃわからないこともあるし、一発でベストなメンバーを見つけるのは難しいなって。僕たちはすごく運がいいんだと思います。でも、バンドが組めないと思ってやめちゃうくらいなら、何か行動したほうが絶対にいいんじゃないかなって。

ゴンザレス とりあえず身近な人を誘ってみたらいいと思います。楽器に興味がある人はたくさんいると思うので、“自分も初心者なんだけど一緒にやってみない?”って誘うとか。僕はちゃんとしたバンドを組んだことがなくて、ヤングスキニーが最初なんですけど、気が合う友達となら気軽にできるかなと思います。

かやゆー やっぱりバンドは仲の良さも大切じゃないですか? 楽器を始めたてなら友達と一緒にやったほうが自分も長続きするし、楽しさを見出せるんじゃないかなと思います。そう考えると、SNSで知り合ってちゃんと友達にもなれた僕たちは本当に良かったなって。楽器を始めたいという方は、これから頑張ってもらって、いつか僕たちヤングスキニーと一緒にライヴをしましょう!


ヤングスキニー
シンガーソングライターとして活動していた”かやゆー”を中心に、SNSでバンドメンバーを募集し2020 年8月結成。同年12月に音楽サイト「Eggs」で楽曲を初公開するとウィークリーアーティスト&ソングスランキングトップに。2021年1月にDemo音源を通販開始するとわずか1分で完売。2月に「世界が僕を嫌いになっても」のMVを公開すると、SNSを中心に反響を呼び、TikTokで楽曲を使用した動画が急増。現在は再生回数90万回を突破。5月5日に1st mini album「嘘だらけの日常の中で」をリリース。7月に新メンバーを迎え新体制に。本格的にライブ活動を開始すると、各地のサーキットイベントで入場規制が発生。12月15日には初の全国流通となる2nd mini album 「演じるくらいなら、ありのままでいいけどね」をリリース。2022年2月19日に初のワンマンライブ「1st ワンマンライブ~バンド、バイトばっかで~」は SOLD OUT。5月18日に1st Single「東京」をリリースし、LINE MUSIC邦楽Rockデイリーチャート最高位4位を獲得。5月、7月に開催した東阪ツアー「”老いてもヤングスキニーツアー vol.1”ここからはじまる編」もSOLD OUT。8月10日に江沼郁弥(ex.plenty)プロデュースによる「コインランドリー」を配信リリースし、LINE MUSIC邦楽Rockデイリーチャート7日間連続1位を獲得。10月にはバンド初となる東名阪ワンマンツアー「保証はないけどあなたを幸せにできる気がするワンマンツアー」を開催し、全公演SOLD OUT。10月5日に2nd Single「本当はね、」(TBS「王様のブランチ」10月度エンディングテーマ)をリリース。2023年2月にビクターエンタテインメント内SPEEDSTAR RECORDSよりメジャーデビュー決定を発表。
https://www.yangskinny.com

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