Meet the Builders | David Brown
夢を現実に叶える。アーティストによって製作される、アーティストの為のFender Custom Shop。そのCustom Shopを支えるマスタービルダーに新しく加わったDavid Brownご紹介します。
デイヴィッド・ブラウンの音楽の旅路は、70年代後期、彼が中学生の時に始まりました。高校生の頃にはバンドで演奏しながら、アナハイムの地元商店で働き、ギターのリペアや製作を学びました。80年代半ばには、ブエナパークのヤマハミュージックコーポレーションでギターテクニシャンとして従事します。2000年にフェンダーで働く機会を得て、フェンダーでのキャリアをスタートさせました。2006年にはカリフォルニア州立大学フラトン校でマーケティングの学位を取得し、現在はFender Custom Shopでニューモデルの製作や様々なアーティストモデルの製作に携わっています。
「ギターの製作で培ってきたすべての経験を生かしたいと望んでいます。そして、ミュージシャンが求める精度やフィーリングを追求し、業界のスタンダードとなるような楽器を作りたいと考えています。Fender Custom Shopのマスタービルダーになるということは、すなわちその領域に到達した、ということです。これ以上の喜びはありません。」
2009年、デイヴィッドは一時フェンダーを去り、2年後、コロナ工場に隣接する新しいビジターセンターを管理するために戻ってきました。一般のユーザーが訪れてカスタムメイドの楽器を作ったり、工場見学に参加したりと、エンドユーザーとの最初の接点となるポジションにありました。2016年、ビジターセンターは閉鎖され、デイヴィッドは再びフェンダーを立ち去ります。2017年には、カリフォルニア州フラートンに新設されたG&L Custom Shopを運営し、2020年まで主任ビルダーとして活躍しました。デイヴィッドは数学の教員資格を取得するために学校に戻りましたが、再びFender Custom Shopで働く機会を得たことで、進路を変更しました。