Fender Kawaii Night with Hello Kitty!
ハローキティの誕生50周年を記念した“フェンダー×ハローキティ 50th アニバーサリー コレクション”が発表された11月12日(火)。ミュージシャン、著名人、関係者を招いた〈Fender Kawaii Night with Hello Kitty!〉がFender Flagship Tokyoで開催された。弓木英梨乃、オカモトレイジ(OKAMOTO’S)、ハローキティの共演が観客を沸かせたイベントの模様をレポートする。
幅広い世代に愛されるハローキティとフェンダーのコラボを体現したパフォーマンス
会場に入ると、そこに広がっていたのはフェンダーとハローキティの魅力が融合した空間。さまざまなフォトスポットが用意されていて、スタンドに置かれたFender Made in Japan Limited Edition Hello Kitty Stratocaster、Squire Limited Edition Hello Kitty Stratocasterも熱い注目を集めていた。フェンダーミュージック株式会社・代表取締役社長・アジアパシフィック統括のエドワード・コールが来場者に挨拶。
「皆さま、こんばんは。才能に溢れたクリエイター、アーティスト、ご友人の皆さまにお集まりいただきました。創造性と自己表現への情熱を共有する象徴的な存在であるハローキティとフェンダーのユニークなパートナーシップを本日、発表しました。このコレクションは世界中のファン、ミュージシャンに個性と大胆なスタイルをもたらすことを目的としています。このローンチを一緒に祝っていただき、ありがとうございます。それでは大きな拍手でお迎えください。弓木英梨乃さん、OKAMOTO’Sのオカモトレイジさん、スペシャルゲストのハローキティ!」
そしてスタートしたパフォーマンスは、とても楽しいひと時となった。フェンダーのMade in Japan Limited Edition Hello Kitty Stratocasterを手にした弓木、ピンクのスクワイヤーLimited Edition Hello Kitty Stratocasterを構えたハローキティがステージに並び、DJを務めたレイジが最初に放ったのはラモーンスの「リメンバー・ロックンロール・レイディオ?」。ビートの効いたロックンロールに合わせて多彩なフレーズを奏でた弓木、元気いっぱいに動きながら手拍子を誘ったハローキティが観客を和ませていた。
ギターやストラップはもちろん、着ているアワードジャケットも自身のオリジナルグッズだったハローキティ。ギター、ストラップ、シールドの他、足元のエフェクター類の中にピンク色のHELLO KITTY FUZZをさり気なくセッティングしていた弓木。華やかなエネルギーを放つ彼女たちの姿がまぶしい。幅広い世代に愛されているフェンダーとハローキティのコラボレーションを体現したパフォーマンスが、その後も繰り広げられていった。
弓木とハローキティがアイコンタクトを交わしながら微笑み合ったROSÉ&ブルーノ・マーズの「APT.」。躍動するサウンドがハローキティのキュートさを倍増させていたアヴリル・ラヴィーンの「ガールフレンド」。レイジが白色のスクワイヤーLimited Edition Hello Kitty Stratocasterを手にして2人のパフォーマンスに合流したボン・ジョヴィの「イッツ・マイ・ライフ」。アーミングプレイを交えた弓木のギターソロが喝采を浴びたBTSの「Dynamite」。レイジのヨーヨーパフォーマンスが繰り広げられた嵐の「Happiness」。さまざまな曲が届けられるステージから片時も目が離せない。そしてラストを飾ったのは、ハローキティのオリジナルソング「ハローキティ」。振り付けをキュートに踊ったハローキティ、軽快にカッティングしながら爽やかな躍動を加えた弓木、DJブースから飛び出して彼女たちと一緒にパフォーマンスをしたレイジ。共演を心から楽しんでいた3人に負けないくらい観客も笑顔を浮かべながら盛り上がっていた。
コラボステージが終わったあと、スマートフォンやカメラを手にした人々の前に並んでフォトセッションに応じた3人。ちびっ子たちを優しくハグして出迎えたハローキティは、親子連れにも大人気だ。彼女と並んで撮影した写真は、各々のファミリーの素敵な思い出となるに違いない。
撮影タイムを経て、レイジによるDJタイムがスタート。レッド・ホット・チリ・ペッパーズ「キャント・ストップ」、ザ・キュアー「ラヴキャッツ」、ブリング・ミー・ザ・ホライズン「LosT」、ジグ・ジグ・スパトニック「LOVE MISSILE F1-11」など、ロックの名曲の他、テクノ、ヒップホップチューン、J-POPも交えながら幅広いプレイをしていた。そしてイベントの終盤を盛り上げたのは、3兄弟バンドGliiicoのDJ。Kio、Kai、Nicoが交代で多彩なサウンドを届けてくれた。ドリンクを楽しみながら身体を揺らす観客の表情が和やかで温かい。フェンダーとハローキティで溢れた空間でたくさんの音楽を堪能するのは、とても幸福な体験だった。