Ultra Test Drive Sessions | 田中義人×エジマハルシ(ポルカドットスティングレイ)-後編-

American Ultraは普段以上の音が欲しくなった時、絶対助けになる

Ultra Test Drive Sessions

“限界とは超えるもの”をタグラインに冠し、最先端の技術を投入して製作されたAmerican Ultraシリーズを手に、確かなスキルを持つアーティスト2名によるセッションを、動画とインタビューで紡ぐ『Ultra Test Drive Sessions』。第4回目は、ギタリストでありプロデューサーとしてこれまで数々のアーティストを手掛けてきた田中義人と、ポルカドットスティングレイのエジマハルシが登場。前編でのセッションを踏まえ、後編ではAmerican Ultraシリーズの魅力、そして“限界を越えるための秘訣”について話を聞いた。

―  2回目のセッションはいかがでしたか?

エジマハルシ(以下:ハルシ) 音を歪ませた分、1回目のセッションに比べて遠慮なく弾けました。うん、思いきり一緒にやれた感はありましたね。

―  田中さんはどうでしたか?

田中義人(以下:田中) 最高でした! こんなに短時間で音で仲良くなれるんだなと。

―  見ていてもそれを感じました。月並みですが、セッションっていいなぁと。

田中 やっぱりセッションはいいですよねぇ。ハルシくんとは世代も違うけど、“語る”じゃなくて音楽で距離感が縮まっていく感じは最高でしたね。

―  ウルトラな感じがしますね。さて、このAmerican Ultraシリーズのキャッチコピーが“限界とは超えるもの”なのですが、お二人はどうやって自分の限界や壁を超えてきましたか?

ハルシ 僕自身、自分の精一杯をまだ頑張れていないなと思います。もっとギターを上手くなりたいと思って努力するけど、限界を超えるための最善の努力はまだ全然できていないですね。


 
 
 

―  今までスランプはありましたか?

ハルシ ずっと自分は“まだまだ上手くない”と思いながらやっているので、逆にスランプと思うことはそんなにないかもしれないですね。(笑)やらなきゃいけないことはずっとあるので、それをやれば上手くなるし、サボっている間はそのままですから。

―  ギターは頑張れば頑張っただけ応えてくれると。

ハルシ そうだと思います。

田中 僕は今、ギタリストとしていろいろな活動させてもらっていますけど、基本的にはプロデューサー気質で、楽曲の中でどう適切なギターを弾いていくか?がずっと目的だったんです。だから、音楽に対する考え方はすごくハルシくんと近いんじゃないかなと思っていて。僕もソロアルバムを作っていますけど、自分のテクニックがどうこうというよりも、基本的に作品のバランスの中でのギターなんです。そんな中、ポルカの楽曲を聴いているとハルシくんのセンスをひしひしと感じたんですね。今日のセッションをしていてもそう思いましたし。なので、そのセンスを大事にしてほしいですよね。でも僕は、ある時自分の限界を越えたいと、可能性を広げたいと自分を追い込みまくってジストニアという病気になってしまい、一時期はギターが弾けなくなってしまった。でも今はかなり弾けるようになって、日々限界を超えている実感があるんです。1年前にできなかったことが、今できるようになっている。だから一番大事なのはリラックスすること、そして休息することだなと思っています。それと練習。緊張と緩和を繰り返すことが、ベストな方法だと思っているんです。追い込むだけじゃダメだなって、40代になって気づきましたね。

―  前進するためには緩めることも大事?

田中 緩めることも大事ですね。僕、すぐ昼寝とかしますもん(笑)。やはり40歳にもなってくると身体が変わりますから。だから、ハルシくんもあまり自分に厳しくしないほうがいいと思う。今はいいと思うけど。

ハルシ ありがとうございます。

―  田中義人さんがぶち当たった限界は、ギタリストとしてはもっとも高い壁と言えますからね。話は変わりますが、今後どのような場面でこのAmerican Ultraシリーズを活用したいですか?

田中 音楽性を問わず使えますよね。まだ詳細は言えませんが、このAmerican Ultra Jazzmasterを登場させたいライヴが秋くらいにあります。

ハルシ 僕がバンドで出す音がちょっと特殊だったりしますが、このAmerican Ultra Stratocaster HSSは広い範囲をカバーできるギターで、何でもできる感じがするんです。だから、普段の僕じゃ届かない音が必要になった時に、絶対に助けになると思います。特にレコーディングで、ここにギターって感じの音がほしい時に、上手く音を出せないことがよくあるので、その時にバシバシ使えるんじゃないかなと思います。

―  せっかくセッションまでしたので、今後二人でまた何かやってほしいですね。

田中 そうですね。ハルシくんどう?

ハルシ ぜひぜひお願いします!

田中 これに懲りずによろしくお願いします(笑)。

› インタビュー前編はこちら


Ultra Test Drive Sessions

AMERICAN ULTRA SERIES

フェンダーのUSA製ラインナップの新しいフラッグシップとなるUltraシリーズは、卓越したプレイヤー向けのハイエンドスペックを満載しています。ミディアムジャンボフレットを装備した10〜14インチのコンパウンドラジアス指板をフィーチャーした独自Modern Dシェイプネックは、丁寧なエッジのロールオフ加工が施され、ボディとネックヒール部には新たなコンター加工を採用。まるで体の一部に溶け込むような快適な弾き心地を実現しています。

AMERICAN ULTRA JAZZMASTER®(左)

Jazzmaster®モデルには新開発のUltra Noiseless™ Vintage Jazzmasterピックアップを2基搭載し、高出力でありながら透明感のある、広いダイナミックレンジを確保したサウンドが得られます。S-1スイッチでピックアップをパラレルモードに切り替えも可能。


AMERICAN ULTRA STRATOCASTER® HSS(右)

Stratocaster® HSSモデルには新開発のUltra Noiseless™ Hot Stratシングルコイルピックアップをネックとミドルポジションに、ブリッジにはUltra Double Tap™ ハムバッカーを搭載し、高出力でありながら透明感のある、広いダイナミックレンジを確保したサウンドが得られます。S1スイッチによりDouble Tapハムバッカーをコイルスプリットしシングルコイルとして使用でき、より幅広いサウンドメイキングに対応。

 

PROFILE


田中義人
Guitarlist, Beatmaker,Soundproducer
1999年Monday Michiruのバンドに参加。2000年Mondo Grossoに参加し傑作アルバム「MG4」に参加、「LIFE feat. bird」「MG4BB feat. TANIA MARIA」「Now You Know Better feat. AMEL LARRIEUX」などを共作。アメリカ、ヨーロッパなど25ヶ国でリリース。 サウンドプロデューサーとしては大黒摩季、bird、佐藤竹善、中島美嘉、森山直太朗、土岐麻子、スガシカオ、MUCC、藤巻亮太、etc… ギタリストとしてのTour参加やレコーディング等はケツメイシ、今井美樹、葉加瀬太郎、 レミオロメン、絢香、秦基博、宇多田ヒカルetc… ケツメイシの[夏の思い出]のギタープレイなどは世代を問わず注目度が高い演奏を数多く残している。 アーティスト活動としては2013.2月に初のリーダーアルバム「THE 12-YEAR EXPERIMENT」、2018.8月4日には4曲入りのEP「Smells Like 44 Spirit」をリリースし、Spotifyバイラルチャートでは1位を獲得。またiTunesのJ-Popチャートで21位と、ミュージシャンのソロ作品としては異例の数字を記録した。
› Website:hwww.yoshitotanaka.com


ポルカドットスティングレイ
福岡出身の4人組ギターロックバンド。2015年活動開始。2017年メジャーデビュー。2019年7月、活動・結成4年にして初の日本武道館公演を開催。2020年1月8日に結成5周年を迎え、“ポルカドットスティングレイ2020新世紀TOUR”開催予定。 3月29日には配信シングル「JET」をリリースし、2021年1月11日(月・祝)、初の国立代々木競技場第一体育館ワンマンライヴも決定。
› Website:polkadot-stingray.jp

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