ステッカーはアコースティックギターの音に影響する?また、キレイに剥がすコツとは?

手軽に使えて楽しいステッカー、でも剥がすのは一苦労

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遅かれ早かれ、プレイヤーの多くは愛用する楽器に何かしらのアレンジを加えたいと考えるようになります。

新しい弦を試してみたり、最新のエレクトロニクスを導入してみたり、その方法は人それぞれ。中でも楽器にステッカーを貼る人は少なくないでしょう。

しかし、ハローキティや政治のスローガンのステッカーを貼る前に、後に経験するかもしれないことについて知っておくといいでしょう。簡単に貼れるステッカーですが、上手に剥がすのは思いのほか大変です。

ステッカーが音色に影響を及ぼすのかどうか、そして剥がしたくなった時にはどうすればいいか、その問いに以下でお答えしましょう。


ステッカーはアコースティックギターの音色に影響する?

「影響はほとんどありません」フェンダーのアコースティック楽器のスペシャリスト、ロドリゴはそう話します。

ボディの振動に干渉するあらゆるものが音色に影響するのは事実ですが、彼はこう話します。「ギターのボディを覆い尽くしたりしない限り、ステッカーによる音色の変化に気づく人はまずいないでしょう。」

表面や裏面、あるいは側面であれ、ステッカーを貼る位置による違いはありません。

しかし、エレクトリック・アコースティックギターの場合はより注意が必要です。

マグネティックピックアップは、ステッカーによる影響を比較的受けにくくなっています。アンダーサドルピックアップの場合は音色に多少の変化が現れる可能性があるものの、気になるほどではないとも彼は言っています。「信号を10倍増幅させれば音色にわずかな違いが出るかもしれませんが、それでも気づく人はまずいないでしょう。」

気軽に使えて音色にほとんど影響しないステッカーですが、そのデメリットについても知っておくといいでしょう。


アコースティックギターに貼ったステッカーを剥がすには

「ステッカーを剥がす目的で使用するあらゆるものは、ギターにダメージを与えます」フェンダーのエレキギター&ベースのプロダクトスペシャリスト、スティーブはそう話します。「水やアルコール、何を使うにしても、ギターへの悪影響は避けられません。」

つまりステッカーにはデメリットがあるということです。

簡単に貼れるステッカーですが、ギターにダメージを与えることなく剥がすのは思いのほか大変です。ステッカーを貼った部分の外装がすでに損傷している可能性を考えれば、剥がすことでより大きな問題に直面する場合もあります。

ギターの外装やコンディション、ステッカーに使用されている粘着剤、楽器に貼られていた期間、楽器の保管方法などを正確に把握できていない限り、ステッカーを剥がす最適な方法を特定するのは困難です。

フェンダーのギターの中には外装にポリエステルが使用されているものがありますが、そういった楽器に石油ベースの溶剤を使うなど、組み合わせ次第では取り返しのつかないダメージを楽器に与えてしまう可能性もあります。

またギターの外装にヒビが入っていたり、表面がすでにダメージを受けてしまっていたりすれば、ステッカーを剥がす過程で楽器に致命的なダメージを与えてしまう可能性があるため、作業には一層の注意が必要です。

ではどのように対処すればいいのでしょうか?


アコースティックギターに貼ったステッカーを剥がす方法

外装のラミネート加工にダメージを与えたり、ボディに傷をつけたりすることなくステッカーを剥がす一番の方法は、お近くの楽器店や修理専門店に持ち込むことです。彼らは何十もの(あるいは何百もの)ステッカーを剥がしてきたに違いなく、プロの技術をもって根気よく作業に取り組んでくれるはずです。

決しておすすめはできないものの、あくまで自分で何とかしたいという方にとってベストの方法は驚くほどシンプルです。それはどこまでも辛抱強く、ゆっくり優しく剥がしていくことです。

爪でステッカーの端をゆっくりと持ち上げれば、ギターへのダメージは最低限に抑えることができます。焦らずゆっくりと剥がしながら、表面に付着した粘着剤にわずかに湿らせた布をあてます。

長い作業の末に剥がしたステッカーの下には、おそらく多少の粘着剤が付着したままになっているでしょう。湿らせた布を用意して、小さな円を描くように優しく拭き続ければ、粘着剤は徐々に小さな塊となっていきます。時間をかけて根気よく続ければ、ステッカーの跡は消えるはずです。

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