第3回 ふるさと応援祭 〜TOKYO Bon Dance Festival 2024〜

8月2日〜4日に代々木公園で開催された〈第3回ふるさと応援祭 〜TOKYO Bon Dance Festival 2024〜〉。盆踊りの定番曲の他、ロックやJ-POPにも合わせて踊った人々のエネルギーが会場を爽やかに満たした3日間だった。さまざまな飲食物を提供する屋台も数多く軒を連ねる中、Fender Flagship Tokyoも特設ブースとカフェを出店。たくさんの人々が訪れた、その模様をレポートする。

来場した人々の夏の思い出を彩る特設ブース&カフェ&ライヴ!

フェンダーのオリジナルコーヒーショップ「FENDER CAFE」は、このフェスのために用意した4種類のコールドドリンク「コールドブリュー」「アイスカフェオレ」「オリジナルレモネード」「クラフトビール」を販売。冷たいドリンクを求めて多数の人々が訪れる憩いの場となっていた。


カフェの横に設営され、人気を集めていたのがスペシャルフォトブースとステージ。赤い提灯で装飾されていた撮影用のスペースには、7月10日に発売されたばかりのPlayer IIシリーズPlayer II Stratocasterが用意されていて、自由に手にしながら記念撮影をすることができた。普段からギターの演奏を楽しんでいる人々が腕を発揮していた他、Stratocasterと一緒に記念撮影をする浴衣姿の女性グループも多かった。提灯の光が和的情緒を醸し出す空間は、海外からの観光客にも大好評。フェンダーのギターが世界中で愛されていることも実感させられた。


Stratocasterは子どもからも大人気。満面の笑みを浮かべながらギターを構えてディストーションサウンドを響かせていた男の子、好奇心たっぷりの表情で触りながら音が鳴るのを無邪気に喜んでいた女の子の姿は、とても心温まるものがあった。おそらく人生初のギターとの触れ合いだったのだろう。自身の手で弾いた弦から大音量が響き渡るのは、無条件に胸がときめく体験だ。耳にした音、握ったネックの感触、ボディの重み、Stratocasterならではの曲線美は、幼年時代の素敵な記憶として刻まれるはず。その感覚は、“ギターを弾いてみたい”という気持ちにいつかつながるかもしれない。ギターを奏でる喜びが下の世代に引き継がれていく様も感じることができたスペシャルフォトブースであった。


フェンダー公式Instagramのフォロー画面をスタッフに提示すると、オリジナルのボディシールがもらえる企画も大好評。霧吹きが用意されていたので、スタッフに手伝ってもらいながらStratocasterのイラストをあしらったデザインのシールをその場で身体に貼って楽しむこともできた。フォトブースで撮影した写真に「#FenderFlagshipTokyo」および「@fender_jp」とタグ付けをして自身のSNSに投稿した人には、ピックの形をしたオリジナルデザインのうちわをプレゼント。フェンダーの白いロゴが浮かぶ赤色のうちわであおぎながら行き交う人々姿は、会場内のさまざまなエリアを鮮やかに彩っていた。


ステージでは各日2回ずつ、アーティストによるライヴも行われた。

8月2日と3日にはギタリスト同道公祐のPlayer II Stratocasterを使用したライヴパフォーマンス。ソロ、サポート、バンドプロジェクトと、多岐にわたる活動を行う同道が掲げる「エレキギターを初めて弾いた時の初期衝動」のというコンセプトの通り、ブルースロックを貴重としたワイルドな楽曲から、真夏の夜に涼しげに鳴り渡るチルサウンドまで、聞く者の心を動かすストラトサウンドが代々木公園に広がった。


最終日の8月4日には、特設ブースでSAHAJiのライヴも行われた。SAHAJiは、実の兄弟である蕉太郎(Gt, Vo)と曜志朗(Gt, Vo)によるデュオ。ザ・ストーン・ローゼズやオアシスなどの作品でエンジニア、プロデューサーを務めたニック・ブラインのレーベルから2024年にリリースした4曲入りEP『Future In The Sky』によってイギリスでの人気に火が付き、全英フィジカルシングルチャートで最高8位を記録。国内外で急速に注目を集めている彼らの音楽を体感するために、多くの人々がステージ前に集まった。

2ステージが行われたSAHAJiのライヴで2人が使用したのもPlayer IIシリーズ。蕉太郎はPlayer II Stratocaster、曜志朗はPlayer II Jaguarを手にしてステージに立った。2本のギターによる骨太でグルーヴィなアンサンブルが構築されたオープニングを経て、最初に届けられたのは「Tell Me All Your Feelings」。先述の4曲入りEPの2曲目に収録されているこの曲は、メロディアスかつエモーショナルなサウンドを存分に示していた。続いて届けられたのは、ジミ・ヘンドリックスの名曲のカヴァー「Voodoo Child」。ブルージーなリフと絶妙なフィーリングのワウを交え、曜志朗による背面弾き&前歯弾きも飛び出しながら、ジミヘンへのリスペクトに満ちた音を響かせていた。

「このギターいいよね? これは俺のギターなんだけど、新しいフェンダー、すごくオススメです」(蕉太郎)

「このフェンダー、めちゃめちゃいいですよ」(曜志朗)

Player IIをすっかり気に入っていた彼らは代表曲「Future In The Sky」も披露。雄大に広がっていくメロディを屋外で聴くのは、とても心地よかった。

2回目のステージのセットリストは「Future In The Sky」以外をすべて変更。ジミ・ヘンドリックスの「Are You Experienced?」、ザ・ナックの「My Sharona」といったカヴァー曲も含まれていた。聴き覚えのあるリフやメロディに誘われた人々もステージ前に次々と集まって手拍子。2人が自由自在に奏でるギター、響かせる歌声との出会いを楽しんでいた。8月16日には、Player IIを使用したSAHAJiのライヴ&トークイベント〈FenderNews Public Recording with SAHAJi at Fender Flagship Tokyo〉が開催される。観覧の応募の受付は8月8日(木)23:59まで。彼らのことが気になる人はぜひ足を運んでほしい。


連日、大盛況だった〈第3回ふるさと応援祭 〜TOKYO Bon Dance Festival 2024〜〉。Fender Flagship Tokyoの特設ブースとカフェは、来場した人々の夏の思い出の一つとなったに違いない。屋外でゆっくり音楽を楽しむ無上の喜びも再確認させられる3日間であった。

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