リードギターをプレイする時のヒント
ギターを始めたほとんどのプレイヤーは、最終的にはリードギターを弾く為のスキルを磨き、ギターソロを弾く機会があるでしょう。その時に役立ついくつかのヒントを紹介します。
リードギターは、理論と技術の組み合わせで成り立っています。
指板の上で快適に
どのフレットを抑えると、どの音程が鳴るのかを学ぶことは、ギターソロを弾く時に役立ちます。もちろん、シングルノート(単音)だけではなく、指板の様々な位置でコードを演奏する方法も一緒に学びましょう。
また、コードを覚えることは、音符の配置を覚えるのに役立ちます。色々な場所でコードを演奏することを学んだら、掻き鳴らすのではなく、一音一音を鳴らして(アルペジオとも言います)ギターソロにアクセントをつけてみましょう。
「単音から弾き始めて、コードを交えたり、アルペジオを取り入れたりすることは、とても印象的でパワフルなギターソロを生み出します」Fender PLAYのインストラクターを務めるマットはそう説明しています。
スケールを知る
スケールを学ぶことは、リードギタリストになる為に必要不可欠です。ギターのスケールは、決められた音階を、昇順または降順で演奏するものです。ペンタトニックスケールは、ロックとブルースで頻繁に使われる5つの音階を基準としたスケールですので、知っておく必要があるでしょう。
まずは、Aマイナーペンタトニックスケール(Led Zeppelinの「天国への階段」に使用されています)とEマイナーペンタトニックスケール(AC/DCの「Back in Black」に使用されています)をチェックしてみると良いでしょう。
「ペンタトニックスケールは、ソロを弾くのに最適な空間を生みだすのです」マットは続けます。「とてもパワフルなので、即興の方法を学ぶのにも良いスケールでしょう」
ヒーローから学ぶ
お気に入りのギタリストの曲を学ぶことは、あなたのテクニックを向上させる確実な手段です。好きなギタリストのソロを学ぶことはとても楽しい行為です。しかし、本当に重要なのは、あなたがそのギターソロに慣れ親しんでいて、よく知っているということなのです。
メロディとリズム
「多くのギタリストが忘れがちなのは、曲にあったリードギターを弾くということです。ヴォーカリストが歌うメロディーをよく聞いてみましょう。ロックではペンタトニックスケールにある3つの音を歌っていることが多いことに気がつくでしょう。そう、そこにギターソロのヒントがあるかもしれないのです」
「多くの音符を詰め込む必要はありません。メトロノームを使って、リズムを感じながら練習をしましょう。素晴らしいドラムソロにはグルーヴがあります。同じ様に、素晴らしいギターソロには、クールなメロディだけではなく、グルーヴも持ち合わせているのです」
実際にリードギターを試してみたいと思ったら、まず、有名なメロディにアクセントを加えてみましょう。例えば、ジングルベルや、ハッピーバースデイなどのメロディに、ちょっとした自分だけのフレイバーを加えてみましょう。
よくあるメロディを、あなたが聞きたいと思うメロディになる様にチャレンジしてみましょう。ハンマーオンやベンディングといったスパイスを加えてみるのもいいでしょう。