sleater-kinney

Fender Tracks | Sleater-Kinneyが「A New Wave」を解説

太平洋岸北西部のインディーバンドSleater-Kinneyのキャリー・ブラウンスタインとコリン・タッカーが、彼女たちの最大のヒット曲の一つを解説します。


太平洋岸北西部のインディーパンクを牽引する、最も重要なバンドの一つである、Sleater-Kinneyは、10年間に渡り名声を築き、その後の10年間は活動休止をしていました。

2005年にリリースされた”The Woods”が広く知れ渡ることで、彼女たちは高い評価を受けることになります。そして、2015年に再結成をしたSleater-Kinneyは、ヒットシングル「A New Wave」をはじめ、8枚目のスタジオアルバム”No Cities to Love”をリリースし、壮大な復帰を遂げたのです。

Sleater-Kinneyの復帰発表は、とても注目を集めました。ワシントン出身の彼らは、”レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン”で「A New Wave」を演奏し、その場の人々を大いに沸かせました。さらに、FOXのボブズ・バーガーズ(アニメ)のキャストを起用したミュージックビデオを発表し、とても大きな話題となったのです。 「レターマンのパフォーマンスとボブズ・バーガーズの間には、それぞれ独自の世界があるみたいで、結果的にバンドを世界に再発信することができたわ」ボーカル/ギターのキャリー・ブラウンスタインは、「A New Wave」についてそう語っています。

私たちは、Sleater-Kinneyの新曲を何年も待ち続け、彼女たちの行動を追いかけてきました。この素晴らしい曲はどのようにして生まれたのでしょうか?

キャリーが今回の”TRACKS”で述べているように、この曲はサーフミュージックの影響を受けたリフに、唸るようなサウンドが加えられています。

「サーフミュージックのリフは過小評価されがちだけど、リンク・レイやThe Gun Club、The Crampsがやってるような再解釈がとっても好きなの」とキャリーは言います。「少しダークな感じとのコントラストを出しているのがお気に入り」

リフが出来たあと、課題はそのリフにリズムと歌詞を合わせることでした。

「まるでパズルの様だったわ。どうやってこのリフの間に空間を作って、ストーリーを伝えるべきなのかって」もう一人のボーカリスト/ギタリストであるコリン・タッカーは語ります。

キャリーとコリンが奏でる「A New Wave」のハーモニー。これは、Sleater-Kinneyにとっては新しい試みでしたが、99年にリリースされたアルバム”The Hot Rock”に収録されていたメロディーを思い起こさせるような効果もありました。

「一緒に歌っているこの曲のコーラスは、私にとってはビートルズの曲のようなものなの」コリンは言います。「サイケデリックな感じから少し離れた60年代のビートルズの曲のようだわ」

彼女たちを世界に知らしめる一つとなった、コリンが弾くチューニングを一音半下げたギターによってベースラインを巧みに処理していることも見逃せません。このようにして、クラシックでありながらモダンでもあるこのシングルが完成したのです。

キャリーとコリンが、American Professional II Jazzmaster® Strat® を弾きながら、「A NEW WAVE」を解説している様子は、上記のFender Tracksのエピソードでご覧いただけます。(英語のみ)

Related posts