The New Inspiration | Conton Candy

聴く者の感情を揺さぶり、新たなプレイヤーの心を動かし続けるアーティストに脚光を当てる「The New Inspiration」。第1回は、誰しもを惹きつける紬衣の歌声、そして双子の楓華と彩楓のリズム隊が織りなす唯一無二のグルーヴが重なり、観るものを“混沌”の世界へと惹き込むConton Candyが登場。楽器を始めた経緯やバンドの醍醐味に迫りながら、7月10日に国内ローンチされた新リーズ「Player II」のインプレッションについても話を聞いた。


自分たちの音楽が日常生活の一部になっていると思うと、“バンドをやっていて良かったな”って思います

──まずは楽器を始めた経緯をお話しください。

紬衣 小学4年生の時、家族と〈ROCK IN JAPAN FESTIVAL〉に行った時にステージに立ってたバンドの方々があまりにもカッコよすぎて、自分もギターを始めたいと父親に言って、その翌年の誕生日にギターを買ってもらったのがきっかけです。

楓華 最初のきっかけは、小学1年生の時の鍵盤ハーモニカの合奏でした。先生から“鈴木さん、バスマスターやってください”って言われて“バスマスターとは何ぞや?”と。見たら鍵盤楽器で、音を鳴らしてみたら今までに感じたことのない低音に衝撃を受けて、これカッケー!と。その影響で低い音がずっと好きで、中3の時にMステで見たKEYTALKに衝撃を受けて、強い軽音楽部がある高校を探してベースを始めました。

彩楓 お母さんがORANGE RANGEが好きで、一緒にライヴ映像を家でずっと見ていた時期がありました。ドラムがKATCHANさんだった時の映像を見て、マジで楽しそうに叩いていて“やりたい!”と思ったのがきっかけで軽音楽部に入りました。

──姉妹の中に紬衣さんがぽっと入って大丈夫でしたか?

紬衣 全然大丈夫でした。三人ともKEYTALKさんが好きで仲良くなりはじめたから。でも、やりやすさで言うと二人よりも私が一番感じている気がします。リズム隊が双子以外のバンドをやったことがないんですよ。

楓華&彩楓 あははは!

紬衣 ライヴで私が派手にウワーとやっても、土台がすごくしっかりしてるので助けられてる部分はあると思う。だから、やりやすいと一番感じているのは私だと思います(笑)。

──バンドをやっていて良かったことは?

彩楓 人の幸せに触れられることだと思います。例えばファンの人から“元気をもらえました”とか“曲を聴いて頑張れました”とか、そういう話を聞くと自分たちの音楽がライヴだけじゃなくて日常生活の一部になっていると思えて、“あぁ、バンドをやっていて良かったな”って思います。

──ずばりフェンダーギターの魅力は?

紬衣 フェンダーを持っているだけでカッコ良くないですか(笑)?

楓華 わかる!

紬衣 それこそ軽音楽部なので、機材に目覚める時期があるじゃないですか。“あの子、何のギターを使ってるんだろう?”って見たりして、“フェンダー使ってるんだ。へー!”ってなる(笑)。“私もフェンダー使ってるけど!”みたいな(笑)。あとは弾きやすさです。フェンダーしかガッツリ弾いてないのであまり比べられないんですけど、とにかくめちゃめちゃ弾きやすい。あと、ネックが太くて、手が小さいから届かない、小指ちぎれちゃう!みたいなストレスがフェンダーにはないですね。そういう意味では初心者の人でも始めやすい。ギターやベースを始める入り口になるブランドじゃないかなって個人的にはすごく思っています。

楓華 KEYTALKの首藤義勝さんが“サンバーストのフェンダーのベースを使ってる”しか知識がなくて、楽器屋さんの壁にかかっているサンバーストのベースを衝動買いしました。もうこれにするぞって。それが今でも使っているMade in Japan TraditionalシリーズのJazz Bassです。もう6年ぐらい一本でやっていいます。ツム(紬衣)も言ってたけど、フェンダーのベースを使っている人を絶対に見ちゃうし、好きなベーシストもフェンダーを使ってるし、ずっと使っていたいと思える見た目と音だから、フェンダーベースの魅力は信頼ですね。


Player II Telecasterは絶妙なミドル感がいい

──今日はPlayer IIシリーズを演奏していただきましたが、インプレッションを教えてください。紬衣さんはPlayer II Telecasterですね。

紬衣 Birch Greenというカラーが絶妙な色味ですね。女の子はメイクとかするのでちょっとした色の違いに敏感なんですけど、すごく絶妙な緑で“この色を待ってた!”みたいな色味。すごくお気に入りです。テレキャス選んで良かったと思う点はネックの感じですね。あと、前回のPlayerシリーズと比べると個人的にはハイフレット時の手のはまり具合にストレスがないと感じました。

──今回は指版エッジがロールオフになっていて角が取れているんです。握りやすいですか?

紬衣 手にフィットする感じがあります。パワーコードでも障害がないように感じるので、速い動きやパンク系の音楽でも手にフィットする印象を受けました。

──サウンド面はどうですか?

紬衣 テレキャスの音がギターの中で一番好きなので、どんな音が鳴るんだろう?と思って聴いてみたんですけど、リアの音がすごくいいなと思いました。リアはどうしてもロックな印象があると思うのですが、リアに対してチャキチャキしがちなテレキャスもある中で、Player II Telecasterは絶妙なミドル感がすごくいい。基本的にセンターばかり使っているけど、これはリアを使った曲も作ってみたいなって思いました。強い音も出るしチャキチャキとしたタイトな音も作れるので、初心者の方にももってこいの一本だと思います。

──楓華さんのPlayer II Precision Bassはいかがでしたか?

楓華 まずはこの新色、Hialeah Yellow。楽器屋さんに並んでいたら“うわ!かわいい!”ってなるような色で気に入っています。白と黄色の絶妙な色味で、みんな欲しくなるんじゃないかな。ファッションとしてもどの服にも合うと思います。あと、めちゃめちゃ弾きやすかったです。私はいつもJazz Bassを使っているんですけど、そのジャズベよりもネックが太いんです。でもPlayer II Precision Bassはネックの角が丸くなっていて、すごく弾きやすくてびっくりしました。初心者に弾いてほしいプレべという印象です。

──サウンド面はどうですか?

楓華 ジャズべと比べるとロー感の広がり方が違いました。低い音好きとしてはゾワってなります。強く弾くと攻撃的な音が出て、優しく弾くとめちゃめちゃ優しい音が出る。そこに惚れ惚れしました。私たちって静かなバラードだったり超ロックな曲があるから、曲のレンジの広さに合わせながら表現しやすいベースなんじゃないかなと。出したい音が自分の力でそのまま出てくれるベースだと思ったので、お客さんの前(ライヴ)で使いたいと思いました。

──最後に、ビギナーに向けてアドバイスをお願いします。

紬衣 SNSがすごく普及して音楽に対していろいろな評価がされる時代ではあるんですけど、音楽には正解がないのが正解だと私は思っています。そういう意味で、ぜひ皆さんに音楽を始めていただきたいと思います。伝えるものがなくても曲は書けるし、意味がないことでも鼻歌一つでも、そこから曲が生まれるじゃないですか。“音楽を作れる人はすごい!”って目線も大事だと思うけど、あなたも作ろうと思えば作れるっていうのをいろいろな人にわかってもらいたいです。いろいろな人がいろいろなきっかけで楽器や歌を始めて、私たちも若い世代を盛り上げてさらに下の世代が来てくれたら“もっと頑張らなきゃ”と奮い立たせられるきっかけになるので、面白いことをたくさんこの業界でできたらいいなって思います。

楓華 楽器は自分の好きを開放する場所であってほしいなと思います。私のように自分を表現することが苦手でも、楽器だと自分を出せるんです。音楽が好きなら自分の直感と感覚を信じて、好きなことを表現してほしいなと思います。

彩楓 最初うまい人ばっかり見て、“あ、こんなんできない”とか思うかもしれないけど、最初は本当に楽しんでやってほしいなと思います。音楽に、楽しいという文字がついてるように、見よう見まねでもなんでも楽しく続けていれば、いずれ“こうやればいいじゃん”っていうのが見えてくるから、まずは縮こまらないで好きなようにやってほしいなと思います。


Conton Candy
Vo./Gt.紬衣(つむぎ)、Ba./Cho.楓華(ふうか)、Dr./Cho.彩楓(さやか)で構成される3ピースロックバンド。2018年に高校の軽音楽部で結成。ライヴハウスを中心に活動しており、音楽フェスやイベントに出演すると軒並み入場規制がかかるなど、バンドシーンの台風の目となっている。1st 配信シングル「ロングスカートは靡いて」で、音楽配信サイト「Eggs」年間ランキングのアーティスト別・楽曲別ともに1位と二冠を達成。2023年4月に配信リリースした「ファジーネーブル」はSNSを中心にバイラルヒットし、各音楽チャートを席巻。勢いをそのままに、3rd EP『charm』を9月20日にリリース。2024年11月からは〈Conton Candy -ONEMAN TOUR 2024-〉を開催。
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