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Versatile by Design | Episode 4. 最終工程

フェンダーとフィッシュマンが設計した画期的なアコースティックエンジン、特別にボイシングされたShawbuckerピックアップ、特許を取得したStrings Instrument Resonance System(SIRS)など、American Acoustasonic Jazzmasterには、最新の機能を数多く採用しています。

しかしそれだけではないのです。American Acoustasonic Jazzmasterは、”ハンドクラフトによる製造方法”という、フェンダーの歴史に結びついた重要なDNAを継承しています。

American Acoustasonic Jazzmasterは、長年に渡りフェンダーのアイコニックなエレキギター/ベースを製造してきたカリフォリニア州の工場で製造されています。


「このギターを見て、ボルトオンのネック、エレクトリックパーツの搭載方法など、フェンダーのエレキギターとの類似点に気付くかもしれません。その通りです。このギターは、フェンダーのクラフトマンシップに基づいたハンドビルドのアコースティックエレキギターなんです」フェンダー開発最高責任者ジャスティン・ノーベルは続けます。「このギターには、バインディングとブレーシングが施されています。トップが振動することにより、アコースティックギターのような演奏がてきるように、音響的にも完全に設計されているんです」

「このギターを製作するのに、100以上の手作業の工程があり、単純に”ネックを作って、ボディを作って、それらを組み合わせる”というものではないんです。私たちがしなければならない作業は、きっと遥かにあなたの想像を超えているでしょう」

最新の技術と、堅牢なマホガニーボディ、響きの良いスプルーストップ、暖かみがあり高い演奏性を誇るマホガニーネック、ナチュラルなエボニー指板を組み合わせたAmerican Acoustasonic Jazzmasterは、すでに世界中の多くのアーティスト達ににインスピレーションを与えています。

ノースカロライナ州のギターの名手である、ジョーダン・ホーキンスは、このギターを試奏した後に「私が多くのインスピレーションを受けるのは、楽器のサウンドなんです」と語っています。「アコースティックギターからオーバードライブサウンドが鳴ると、通常のアコースティックギターとはまったく異なる想定外のインスピレーションを受けるように、このギターにはクリエイティビイティを刺激する面白いサウンドオプションが詰まっています」

ボディとネック材の選定は、デザインプロセスにおいて重要な検討事項でした。フェンダーの開発チームは、どんなプレイヤーに対しても、できるだけ自然でオーガニックな感覚を与えることを目標としたのです。

製品開発部門のヴァイスプレジデントであり、プロダクトデザイナーでもあるブライアン・スワードフェガーは、「マホガニーの感触を味わえるように、あえてオープンポアフィニッシュを採用しました」と述べています。「ネックには、とても薄いサテンフィニッシュを採用しています。きっとこのギターをプレイすると、その感覚を体でも感じることができるでしょう。そう、素材が重要なのです」

ジャスティンが述べたように、American Acoustasonic Jazzmasterは、カリフォリニアの工場で、多くの熟練された職人の手作業によって丁寧に制作されています。だから、手に持ったときの心地よさと、その演奏性の高さには間違いありません。

「シンガーソングライターやパフォーマーにとって重要なクリエイティブツールとなることを願っています」フェンダーCEOのアンディ・ムーニーは、言います。「本当に素晴らしく、そして便利な楽器なんです」

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